セブンイレブンの人気商品でもあるお店で揚げたカレーパンが、2月7日から順次リニューアルされています。
このことは知らない人が多いみたいですけど、セブンイレブンの各店舗で2月7日から発注分から、あのお店で揚げたカレーパンが新しくなったということなのです。
なので、お店で揚げたカレーパンがどのように新しくなり、味などがどう変わったのか、それを説明およびレビューしていきます。
セブンイレブンの新しいお店で揚げたカレーパンを食べてみた!
お店で揚げたカレーパンは、その名の通り、セブンイレブンの各店舗で揚げて提供しているカレーパンです。
セブンイレブンには別途、パンコーナーにもカレーパンが並んでいますが、お店で揚げたカレーパンはレジ横の揚げ物や焼き鳥などが並んでいるところに並べてあります。
ちなみに、お店で揚げたカレーパンは常温保存商品です。
ななチキなどのように各店舗で揚げるわけですけど、ななチキのようにウオーマー(と言うのでしょうか。あの温かい状態を保つ什器)に入れるとサクサク感が無くなるため、常温で提供して食べる前にレンジで温めて食べるようにしたのだと思われます。
もちろん、揚げたてであればそのまま温かいままで食べられますけどね。
お店で揚げたカレーパンは何が変わったのか?
これは知る人が少ないようでネット上でも情報が無いのですが、2023年版とも言える新しいお店で揚げたカレーパンは調理方法が従来のものと違います。
今までのお店で揚げたカレーパンは170度の油で揚げていたのですが、新しいお店で揚げたカレーパンの揚げる油の温度は180度なのです。
このカレーパンを2個揚げる場合、以前は170度の油で2分間揚げていたものを、今回の新しいお店で揚げたカレーパンでは、180度の油で1分間揚げて提供するということです。
それにより、より油っぽくなく、サクッと、そして中はもっちりふんわり、カレーも美味しくということです。
また、それだけでなく、外側の衣の部分も以前のものより香ばしいというかザクザク感が増したように思います。
お店で揚げたカレーパンを美味しく食べる3つの条件
セブンイレブンのお店で揚げたカレーパンは、製造元は同じでも、店舗によって若干味が変わります。
と言うか、同一店舗でも味が違うんですよ。(製品のばらつきによる違いもありますけど)
条件その1
これはもちろん、揚げてからの時間です。
お店で揚げたカレーパンを揚げたてで食べるのか、その後にレンジで温めて食べるのかでは当然味が違います。
条件その2
油の新しさ。
カレーパンを揚げる油は揚げるたびに変えるわけでは当然ありません。
ですから、油が新しい時と交換する前の汚れてきたときでは当然味は変わります。
油が新しいほうが美味しいことは言うまでもありませんね。
これはセブンイレブンに限らず、コンビニに限らず、揚げ物の宿命ですね。
結構高級なミシュランガイドに掲載されるようなお店でも、だからこそ混雑して後半は油が劣化するなんてことはよくあることですから。
条件その3
揚げ方が上手いかどうか?
知らない人が多いと思いますが、カレーパンを揚げる人によってお店で揚げたカレーパンはその味が大きく変わります。
と言うか、セブンイレブンの従業員さんたちでも知らない人もいるんですけど、あのカレーパンは上と下で生地が違うんですよ。
ですから、逆向きに揚げると油っぽくなって不味くなるんです。
先にレンジアップをするんですが、その時も上のほうを下にして裏返しでレンジアップします。
その後に揚げる時も裏返しに揚げて、揚がり終えたら向きをもとに戻す。
この揚げた後に上下を元通りにするタイミングによっても油の感じは違ってしまうんですよ。
以上のようにかなり条件が揃わないと最高のお店で揚げたカレーパンは食べられないわけですが、それでも仮に上記の条件を満たしていなくても、十分に美味しく食べられるのがセブンイレブンのお店で揚げたカレーパンの特徴でもありますね。
お店で揚げたカレーパンの味は変わったのか?
一番ハッキリとわかるのは油っぽさがほとんど無くなったという点ですね。
180度の高温で一気に揚げますから、サクッと感が増して中の生地も油っ気がほとんど無く、表面のザクっと食感と中の生地のもっちり食感、そしてカレーとのバランスがとても良いです。
ただ、表面の衣は少し固すぎるかなとも思いますが、これはこれで訳があるようです。
上記の感想は揚げたてを食べた時の感想なのですが、揚げたてではない場合、従来のお店で揚げたカレーパンよりも表面のザクっと食感が増し、揚げたてほどには固くもなく非常に良いバランスになるのです。
つまり、常温保存し、レンジで温めて食べた時に一層美味しく食べられるように改善したのが今回のリニューアルのようなのです。
お店で揚げたカレーパンをいろいろ食べ比べてみた!
実は、全ての店舗がそうなのか知りませんが、ほとんどのセブンイレブンの店舗のフライヤーと言うのでしょうか。あの揚げるためのマシンは温度設定が170度なのだそうです。
それを180度でカレーパンを揚げるために180度設定に変えると、揚げ始めるまでにしばらく時間がかかり、さらにその後に他の商品は170度なので、他の商品を揚げるためには設定温度を変えて、少し冷ましてから揚げないとならないため、凄く手間がかかってしまうんですね。
ですから、今回のお店で揚げたカレーパンも、実際は180度での調理ではなく従来通りの170度での調理をしているお店も結構あると聞きます。
だから、セブンイレブンの従業員さんのご協力頂いて、油が新しい時に、正しい調理方法で、180度で調理したお店で揚げたカレーパンと、同じ条件で170度で調理したお店で揚げたカレーパンの2つを食べ比べてみました。
結果、170度調理でも悪くないんじゃないの?
という感想です。
もちろん、180度調理に比べると若干の従来通りの油っぽさは残ります。
ですが、その反面、表面の衣の固さが減少します。結果的に従来のお店で揚げたカレーパンよりも同じ170度調理でも美味しく感じました。
先にお伝えしたように美味しく食べるためには3つの条件がありますから、これらを満たしていない場合とのバラつきが必ずあることを考えると、180度調理と170度調理ではそこまで大きな違いはないと言うことです。
条件を満たさず下手な人が180度調理をするくらいなら、正しく170度調理をしたほうが美味しいだろうと思います。
今回の結論として、セブンイレブンのお店で揚げたカレーパンは一層美味しくなりました。
価格は税込み160.92円といつの間にか少し高くなっていますが、それでもとてもコスパも良く美味しい商品だと思います。
もし、セブンイレブンのお店で揚げたカレーパンを食べた時に「あまり美味しくない」と感じたら、別のお店で再度お試し下さい。
どうしてもバラつきはありますから。